この箱を作っているのは、ジュエリーのブランドではありません。東京・墨田区の、小さな町工場です。今日は、部品を削る工場が、なぜ箱を作るのかという話をします。ブランドやメディアの方に、いちばん読んでいただきたい一本です。
ふだん作っているもの

私たちがふだん削っているのは、機械の中で動く、金属の部品です。名前もつかず、誰の目にも触れないまま、正確であることだけを求められる部品。それを、何十年も作り続けてきました。髪の毛よりずっと細かい違いを、毎日相手にしています。
スカイツリーの足元、線路の向こうにある工場です。派手さはありません。けれど、金属を思いどおりの形にする技術には、この街のなかでも積み上げてきた自負があります。
なぜ、箱を作るのか

理由は、ふたつあります。ひとつは、単純です。せっかくこれだけの技術があるのだから、いちばん美しいものを作ってみたかった。実用のためではなく、ただ、とことん良いものを。それが、この箱でした。
ここが肝心なのですが、もうひとつ、理由があります。
ジュエリーの箱は、ほとんどが紙です

大切な指輪やネックレスを納める箱を、思い浮かべてみてください。その多くは、紙でできています。上質な紙箱は世の中にたくさんあります。けれど、金属を削り出したケースは、ほとんど見あたりません。
私たちには、そこを埋める技術があります。紙ではなく、一枚の金属の塊から削り出した器で、大切なものを迎える。tamatebacoは、その考え方が形になったものであり、同時に、私たちの技術の見本でもあります。
金属で、何かを作りたい方へ

私たちは、この箱を作る前から、いろいろなものを作ってきました。ひとつずつ模様を入れた金属の品や、金属を削って作った小さな道具。頼まれた仕事とは別に、手が試したくなるものを、形にしてきました。
もし、金属で何かを形にしたいとお考えなら、一度お声がけください。ブランドの製品づくり、パッケージ、メディアでのご紹介、コラボレーション。図面のあるお仕事も、まだ形の決まっていないご相談も、工場で一緒に考えます。1個からお受けします。
工場がお引き受けできること
- 金属の塊からの削りで、一点から形にする
- 他社ブランドの製品やパッケージの共同開発
- 図面がなくても、絵や現物からの形化
- 普通は削りにくい金属でも、できる方法を探る
- 取材・メディア掲載のご相談も歓迎
ご相談は、こちらの窓口で承っています。